小説 - 秒速5センチメートル

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アニメは好きで何度か観ていたが、小説が発売されていたとは知らなかった。先週末、慌てて近くの本屋で買ってきた。

内容的に、第一章「桜花抄」、第二章「コスモナウト」はほとんどアニメと変わらないように思えた。ただ、第三章「秒速5センチメートル」は、遠野の大学時代や社会人になった後の生活が描かれており、これはアニメにはなかった部分も多かったと思う。

読み終えた時に「アニメが小説になった」というような印象はあまりなかったので、アニメと小説はそれぞれ別物と捉えて良いだろう。

小説は、当然だがすべてが文章で表現される。その結果、映像で縛りつけられない分、いくつかのものが自分の日常風景に置き換えることができ、ストーリーのリアリティが増した気がする。逆にあまりに極端な比喩は自分の脳内補完が追いつかず、どこかウソっぽい感じがした(とくに桜花抄)。

あと、アニメは映像の綺麗さや音楽にハッとさせられる瞬間も多かったが、小説はそういったことが少なかった。驚かせたいんだろうな、ここで読者の気持ちを惹きつけたいんだろうなというときの、作者の間合いの取り方が上手ではなかったように感じた。

今週末はアニメを観ようと思う。

また何か違う発見があるかもしれない。